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Node.jsのバージョン管理に「Volta」を使ってみた

どうも、小野です。 最近、業務用メインPCをMacからWindowsに乗り換えました。

Macのときはバージョン管理にnodenvを使っていましたが、Windowsでは利用できません。 ただし、WSL上であれば可能ですが、WindowsとWSL間でソースの扱いが難しいと感じたので、 このたび、新たなバージョン管理ツールの導入を決めました。

候補としては以下の3つでした。

  • nodist
  • nvm-windows
  • Volta

nodist

nodenvと同様に.node-versionによる切り替えが可能なのですが、Githubリポジトリを見ると2年近く更新されておらず、先行き不安なので断念しました。

github.com

nvm-windows

コマンドによるバージョン変更は可能なのですが、プロジェクト単位での変更ができないので候補から外れました。 ただ、下記のサイトのようにバッチとか組めばプロジェクト単位での変更が可能ですが、あくまでもグローバルのバージョンが変更されるので、 例えば、同時にバージョン違いのモジュールを実行したいケースについては対応できません。

github.com

qiita.com

Volta

Voltaはコマンドによるバージョン管理が可能なうえ、プロジェクト単位での指定も可能なので使ってみることにしました。 さらに、VoltaはRust製なので処理速度にも期待しています。

volta.sh

github.com

インストール

こちら から、Windowsのインストーラーをダウンロードします。 ダウンロードしたら、ファイルを実行しインストールします。

以下のコマンドでVoltaのバージョンが表示されるかを確認します。

volta -v

Nodeインストール

インストールする場合の指定方法が3つありますので、ご紹介します。

バージョンを指定

指定したバージョンのNodeがインストールされます。

volta install node@14.15.5

メジャーバージョンのみ指定

指定したメジャーバージョンの最新版がインストールされます。

volta install node@14

バージョン指定なし

最新版のNodeがインストールされます。

volta install node

プロジェクト単位で切り替える方法

volta installがグローバルにインストールされるので、プロジェクト単位でバージョンを切り替える場合はvolta pinを使う。

volta pin node@14.15.5

おわりに

フロントエンドまわりは更新が早いので、プロジェクト後tにNodeのバージョンが異なるとは少なくないので、 手軽にバージョンのインストールや切り替えが可能なVoltaを使ってみてはいかがでしょう?